【スター名鑑】詩ちづる（うたちづる）

天使のような可憐さと、芯の通った実力。
次期星組トップ娘役への就任が決まった期待の星、詩ちづるさん。

礼真琴さんとの共演で磨かれた技術と、暁千星さんとの新たなコンビネーション。
今回は、星組次期トップ娘役・詩ちづるさんのプロフィールや魅力、これまでの軌跡を徹底解説します！

プロフィール

名前	詩ちづる（Uta Chizuru）
愛称	うたち、はるな
生年月日	3月9日
出身地	北海道札幌市
出身校	山の手高校
身長	160cm
初舞台	2019年『オーシャンズ11』
入団期	105期
所属	星組（次期トップ娘役）
就任日	2025年8月11日（予定）
相手役	暁千星

略歴：月組から星組へ、輝きの軌跡

2019年：105期生として入団。月組に配属。
2021年11月：星組へ組替え。
2022年：『めぐり会いは再び』で新人公演初ヒロイン。
2023年：『赤と黒』で東上公演ダブルヒロイン（マチルド役）。
2023年：『1789』で初エトワール。新人公演ヒロイン（オランプ役）。
2024年：『My Last Joke』でバウホール公演初ヒロイン。
2025年8月：舞空瞳の退団に伴い、星組トップ娘役に就任予定。
2025年9月：『ダンサセレナータ』でプレお披露目予定。

詩ちづるの3つの魅力

1. 天使のような「可憐さ」と確かな実力

小柄で愛らしいビジュアルは、まさに「宝塚の娘役」そのもの。
しかし、その可愛らしさの中に、新人公演や東上ヒロインで培った確かな実力を秘めています。
特に『赤と黒』のマチルド役では、わがままで誇り高い令嬢を鮮やかに演じ、その演技力の高さを見せつけました。

2. 礼真琴との「こと詩」コンビ

トップスター礼真琴さんとは、『赤と黒』や『BIG FISH』などで共演。
礼さんの圧倒的な歌唱力に寄り添う美しい歌声と、並びの良さから「こと詩」の愛称で親しまれました。
『阿修羅城の瞳』で桜姫を演じた際には、礼さんから「品はいらない！」という衝撃のアドバイスを受け、殻を破るきっかけになったというエピソードも。
礼さんから多くのことを吸収し、成長を続けてきた彼女の姿は、ファンの心を掴んで離しません。

3. 次期トップスター暁千星との新コンビ

2025年8月からは、暁千星さんの相手役としてトップ娘役に就任します。
月組時代から縁のある二人。
新トップコンビとしてのお披露目を控える中、二人揃って古巣である月組の公演を観劇に訪れた姿が目撃され、ファンからは「胸アツ」「エモい」と話題になりました。
ダイナミックなダンスが魅力の暁さんと、可憐で実力派の詩さんがどのような化学反応を起こすのか、今から期待が高まります。

知っておきたいエピソード

意外な一面？「NOW ON STAGE」での饒舌ぶり

普段は可憐で楚々とした「正統派娘役」のイメージが強い詩さんですが、スカイステージのトーク番組「NOW ON STAGE」などでは、意外にも饒舌で面白い一面を見せることがあります。
舞台に対する真摯な姿勢と、オフの明るいキャラクターのギャップも彼女の魅力の一つです。

月組から星組へ、飛躍の組替え

入団時は月組に配属されましたが、研3で星組へ組替え。
この転機が彼女の才能をさらに開花させました。
月組で培った芝居心と、星組のパッションが融合し、独自の輝きを放つ娘役へと成長しました。

105期3人目のトップ娘役

星空美咲（花組）、山吹ひばり（宙組・新人公演ヒロイン）らと共に「花の105期」として注目を集める中、同期で3人目（就任順）のトップ娘役に決定。
105期は「95期に次ぐ黄金世代」とも呼ばれ、男役にも七城雅（月組）、紀城ゆりや（雪組）、大路りせ（宙組）、稀惺かずと（星組）など、新人公演主演経験者が多数在籍しています。
同期全体が切磋琢磨し、宝塚の次世代を担う存在として輝きを放っています。