「実力があれば、時は関係ない」。
入団19年目にしてトップスターの座を掴み取った、月組の新たな大黒柱、鳳月杏さん。
その圧倒的なスタイルと色気、そして「憑依型」とも言われる演技力は、まさに職人芸。
今回は、月組新トップスター・鳳月杏さんのプロフィールや魅力、知られざるエピソードを徹底解説します!
プロフィール
| 名前 | 鳳月杏(Hozuki An) |
| 愛称 | ちなつ |
| 生年月日 | 6月20日 |
| 出身地 | 千葉県船橋市 |
| 身長 | 172cm |
| 初舞台 | 2006年『NEVER SAY GOODBYE』 |
| 入団期 | 92期 |
| 所属 | 月組(トップスター) |
| 就任日 | 2024年7月8日 |
| 相手役 | 天紫珠李 |
略歴:遅咲きの大輪、満を持してトップへ
- 2006年:92期生として入団。月組に配属。
- 2013年:『ベルサイユのばら』で新人公演初主演。
- 2014年:花組へ組替え。明日海りおのもとで男役の色気を磨く。
- 2019年:月組へ再び組替え。
- 2020年:『出島小宇宙戦争』で東上公演初主演。
- 2024年7月:月城かなとの退団に伴い、月組19代目トップスターに就任。
- ※入団19年目でのトップ就任は、近年では異例の快挙。
- 2024年8月:『琥珀色の雨にぬれて』でプレお披露目。
- 2024年11月:『ゴールデン・リバティ/PHOENIX RISING』で大劇場お披露目。
鳳月杏の3つの魅力
1. 宝塚随一の「脚長」スタイルと色気
「ちなつさんといえば脚!」と言われるほど、驚異的な股下比率を誇るスタイルの良さが魅力。
その長い脚を生かしたダンスや、スーツの着こなしは芸術品レベルです。
花組時代に培った「男役の色気」も凄まじく、指先の動き一つで観客を魅了する、大人の魅力に溢れたスターです。
2. どんな役でもこなす「憑依型」の演技力
老若男女、善人から悪役まで、どんな役でも自在に演じ分ける高い演技力を持っています。
『応天の門』の菅原道真のような知的な役から、『今夜、ロマンス劇場で』の俊藤龍之介のようなコミカルな役まで、その振り幅は底知れません。
「鳳月杏が演じれば間違いない」と言わせる信頼感があります。
3. 苦労と努力で掴んだ「遅咲きの星」
入団19年目でのトップ就任は、決して平坦な道のりではありませんでした。
月組から花組への組替え、そして再び月組へ。
様々な経験を糧にし、実力一つでトップの座を掴み取った姿は、多くのファンや下級生に希望を与えています。
知っておきたいエピソード
92期の絆(真風涼帆との同期愛)
元宙組トップスター・真風涼帆さんとは同期生(92期)。
真風さんの退団後も交流は続いており、鳳月さんのお披露目公演には、真風さんをはじめとする92期OGが駆けつけ、客席から熱いエールを送りました。
同期の活躍を心から喜び合う姿に、ファンの涙腺も崩壊しました。
月城かなととの「れこちな」
前トップスター・月城かなとさんとは、学年は鳳月さんが上ですが、トップと二番手として互いに支え合う「尊い」関係性を築いていました。
月城さんの退団公演千秋楽では、次期トップとして紹介された鳳月さんが謙遜して辞退しようとし、それを月城さんが温かく呼び込むという、二人の人柄が滲み出るバトンタッチが行われました。
花組時代の伝説(明日海りおとの絆)
2014年から約5年間在籍した花組時代は、鳳月杏の男役としての色気が開花した重要な時期。
当時のトップスター・明日海りおさんとは公私ともに仲が良く、明日海さんを精神的に支える存在でもありました。
特に『CASANOVA』で演じたコンデュルメル夫人は、女役ながら圧倒的な存在感と妖艶さで観客を魅了。「ちなつさんの女役は危険」と言わしめた伝説の役どころです。
また、『金色の砂漠』のジャハンギール王のような威厳ある役もこなし、花組ファンからも絶大な支持を得ていました。
伝説の「俊藤龍之介」
『今夜、ロマンス劇場で』で演じた俊藤龍之介(ハンサムガイ)は、その強烈なビジュアルとコミカルな演技で爆発的な人気を博しました。
アドリブも冴え渡り、連日客席を爆笑の渦に巻き込んだ、鳳月杏のコメディセンスを世に知らしめた当たり役です。
おすすめ出演作
- 『琥珀色の雨にぬれて』(クロード役)
大人の恋愛劇をしっとりと演じ、プレお披露目にして「最高傑作」との呼び声も高い名演。 - 『今夜、ロマンス劇場で』(俊藤龍之介役)
主役を食うほどのインパクトを残した、伝説のハンサムガイ。 - 『出島小宇宙戦争』(カゲヤス役)
東上初主演作。独特の世界観を見事に体現し、真ん中に立つスターとしての輝きを見せつけました。 - 『ゴールデン・リバティ』(ジェシー役)
大劇場お披露目公演。列車強盗というワイルドな役どころで、新たな魅力を発揮しています。
「実力があれば、時は関係ない」。
そう証明してくれた鳳月杏さんのトップ就任は、宝塚の歴史に残る出来事です。
大人の色気と包容力、そして確かな技術で魅せる「月組の男役芸」。
天紫珠李さんとの「ちなじゅり」コンビが紡ぐ、重厚で美しい舞台に期待しかありません!