宝塚歌劇団専科スターの凪七瑠海が、1月19日付の退団を前に、宝塚大劇場で感動的なサヨナラショーを行いました。
専科生がサヨナラショーを行うのは極めて異例のこと。
同期である元花組トップスター・明日海りおも駆けつけ、花束を贈呈するなど、温かい空気に包まれた farewell となりました。
専科スター・凪七瑠海、異例のサヨナラショー
1月19日付で宝塚歌劇団を退団する専科スターの凪七瑠海が、10日、兵庫・宝塚大劇場で行われた花組公演「エンジェリックライ」「Jubilee（ジュビリー）」の千秋楽でサヨナラショーを行いました。
専科生がサヨナラショーを行うのは、2005年の樹里咲穂、初風緑以来と非常に珍しいことです。
凪七は2003年入団の第89期生。22年目の卒業を前に、本拠地に別れを告げました。
感動的なサヨナラショーの内容
サヨナラショーでは、「パッション・ダムール」や「蘭陵王」など、月組から専科に異動して以降の主演作のナンバーを熱唱。
花組の新トップスター・永久輝せあとは、2023年の全国ツアーで共演した「激情」の楽曲でデュエットを披露しました。
また、退団セレモニーの花束贈呈には、専科代表の瀬央ゆりあ、そして同期代表として元花組トップスター・明日海りおが登場し、客席を沸かせました。
凪七瑠海の宝塚人生を振り返る
凪七は入団後の宙組時代に、男役ながら2009年の月組公演「エリザベート」のタイトルロールで特別出演するなど、
異色の経歴の持ち主。その後、月組、専科と活躍の場を移し、後輩たちを支えながら、独自の輝きを放ち続けてきました。
「カチャ」の愛称で親しまれ、多くのファンに愛された凪七瑠海。彼女の今後の活躍にも期待が高まります。